研究業績

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□単著 『鎌倉時代禅僧喫茶集成史料集成』

勉誠出版、2023年

A5 718 頁 発行日:2023 年2 月15 日
ISBN:978-4585310143
対象:研究者
https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=101362

[出版社からの紹介文]茶の文化は禅と深く関わるものであり、近年はその価値への世界的評価の高まりとともに、研究も盛んになっている。なかでも茶を日本に伝えた栄西をはじめ、鎌倉時代の禅僧たちの史料は、禅と茶を語る上で避けては通れない。しかし、禅僧による史料は膨大であり、かつ難解なものが多く、これまで体系的な研究がなされてこなかった。鎌倉時代の禅僧の史料を博捜し、喫茶史料を抽出、書き下し・現代語訳および訳注、解説を付す。禅と茶の研究に新たな視座を提供する決定版史料集。

 

 

□単著 『園城寺公胤の研究』

春秋社、2010年
A5 968 頁 発行日:2010 年9 月29 日
ISBN:978-4-393-11307-3
対象:研究者
http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-11307-3/

[出版社からの紹介文]平安末期から鎌倉前期に、歴史の表舞台で広範囲に活躍した、近江(滋賀県)園城寺の天台僧、公胤の研究。従来、道元や法然との交わりで名のみは知られていたが、実体は不明だった公胤一代の消息を、当代第一等 の資料を駆使して、鮮やかに詳細に描き出した画期的論究。

園城寺公胤の研究

 

□共著 『新・坐禅のすすめ』

禅文化研究所、2021年
発行日:2021年11月19日
ISBN 978-4-88182-328-6

https://www.zenbunka.or.jp/pub_etc/pub/entry/new_susume.html

[出版社からの紹介文]旧刊『坐禅のすすめ』は、山田無文、大森曹玄、平田精耕という昭和を代表する老師方の玉稿が錚々と並ぶ、多くの方々に読まれたロングセラーであった。そして令和の今、政道徳門老師(円福僧堂師家)の「坐禅儀を読む」、松竹寛山老師(平林僧堂師家)の「実習 白隠「内観の法」」、舘隆志師(日本仏教史研究・曹洞宗僧侶)の「文献にみる坐禅の変遷」、そして坐禅法と真摯に向き合ってこられた横田南嶺老師(円覚寺派管長)と佐々木奘堂師(相国寺派僧侶)による対談「坐禅で腰を立てるとは」によって新たに編んだ。この情報過多の時代、またコロナ禍の時代に、若き老師方の提唱を得て、私たちは坐禅によって、どう捉え、どう見つめていくことができるだろうか。

 

□共著 『中世禅の知』

臨川書店、2021年
発行日:2021 年7 月19日
ISBN 978-4653041849

[出版社からの紹介文]豊饒な思想の源流へ―中国との交渉、密教との関連、諸宗との議論といった試行の中で、中世禅の教学はどのように形作られてきたのか。寺院・文庫調査の最前線における新資料の発見・紹介により、従来の仏教史の常識を覆し学界において注目を集めてきた『中世禅籍叢刊』のエッセンスを、平明な解説によって広く提供する。

 

□共著 別冊太陽『禅宗入門』

平凡社、2016年
発行日:2016 年4 月
ISBN 9784582922394
http://www.heibonsha.co.jp/book/b218060.html

[出版社からの紹介文]“最も日本的な文化”とされる、禅。本書は臨済宗、曹洞宗、黄檗宗のあらましから、白隠や雪舟らによる禅宗美術、庭園、建築などの文化を紹介。禅を知るならこの1冊!

別冊太陽『禅宗入門』

 

・共著 『古代中世日本の内なる「禅」』

アジア遊学142、勉誠出版
A 5 288 頁
発行日2011 年5 月
ISBN 978-4-585-22608-6
http://www.bensey.co.jp/book/2400.html

禅とは何か――石庭・水墨画・わび・さび……といったキーワードに象徴・集約され、固定的イメージの中で無批判に受容利用されてきた「禅」。果たして古代中世の日本人は、異国の先端文化・思想(モード)「禅」をどのように受容・咀嚼していたのか。当時の国際的・多義的・重層的な社会・文化状況において、「禅」は、いかなる影響・衝撃をもたらしたのか。史学・美術史・文学・書誌学・仏教学の先端研究から、東アジア文化接触の多面性を明らかにする。

古代中世日本の内なる「禅」

 

□共著 『日本と《宋元》の邂逅―中世に押し寄せた新潮流』

アジア遊学122、勉誠出版
A 5 240 頁
発行日2009 年5 月
ISBN 978-4-585-10419-3
http://www.bensey.co.jp/book/2134.html

中世の日本人は、異国文化であった〈宋元〉文化を、どのように眺め・感じ・摂取・再生していたのか―史学・建築史・美術史・宗教史・文学・書誌学など諸分野の研究の最先端から、国際的・多義的・重層的な当該期の社会・文化状況を明らかにする。

古代中世日本の内なる「禅」

 

□隔週刊『日本の古寺・仏像』DVDコレクション第17号「建長寺」

ディアゴスティーニ
発行日2011 年8月16日
http://deagostini.jp/nkd/backnumber.php?id=13811&issue=17

最初の禅専門道場にして鎌倉五山の頂点―建長寺鎌倉五山の頂点に立つ建長寺。蘭渓道隆により開山された、わが国最初の禅の専門道場であり、最盛期には49 院もの塔頭を持つ巨大寺院であった。ここから発せられた禅の精神は日本文化を精練し、独自に発展させていくことになる。度々の災禍により焼失と再建が繰り返されたが、総門、三門、仏殿、法堂と一直線に並ぶ伽藍配置は創建当時のままであり、脈々と受け継がれた禅文化にふれることのできる空間は、今も健在である。

古代中世日本の内なる「禅」

 

□隔週刊『日本の古寺・仏像』DVDコレクション第28号「瑞巌寺」

ディアゴスティーニ
発行日2012年1月17日
http://deagostini.jp/nkd/backnumber.php?id=25654&issue=28

伊達政宗が復興したみちのくの名刹―瑞巌寺。慈覚大師円仁によって開創されたのち、さまざまな災禍に見舞われつつも、それを乗り越えてきた瑞巌寺。伊達政宗によって大々的に復興された現在の堂宇は、桃山様式の粋をつくした絢爛豪華さと、伊達家の菩提寺としてふさわしい荘厳な雰囲気を併せもっています。風光明媚な松島という立地にも恵まれ、奥州随一の人気を集めるこの寺は、臨済宗の大寺として現在も歴史を刻みつづけています。

古代中世日本の内なる「禅」

 

・隔週刊『日本の古寺・仏像』DVDコレクション第29号「円覚寺」

ディアゴスティーニ
発行日2012 年1月31日
http://deagostini.jp/nkd/backnumber.php?id=25655&issue=29

北条時宗が発願した古都の禅道場―円覚寺。蒙古襲来による死者を弔うため、執権・北条時宗は円覚寺建立を発願しました。そして無学祖元禅師を招いて創建された円覚寺は、武家はもとより朝廷からの庇護も受け、禅の専門道場として多くの人材を輩出し、現在に至ります。夏目漱石の小説にも描かれた門を抜け静かな境内に足を踏み入れると、独特なかたちをした花頭窓や桟唐戸を持つ国宝の舎利殿など、禅宗様建築の粋を極めた堂宇が待ち受け、静かな微笑を浮かべる多くの仏像たちに出会うことができます。

古代中世日本の内なる「禅」
『日本の古寺・仏像』
第29号「円覚寺」

 

□共著 季刊『禅文化』228号 特集-大本山建長寺 開基・北条時頼公七百五十年諱記念

公益財団法人 禅文化研究所
2013年春号4月25日発刊
発行日:2013/4/25
http://www.zenbunka.or.jp/pub_etc/pub/entry/_228.html

【特集ー大本山建長寺 開基・北条時頼公750年諱記念】

2013年は、大本山建長寺開基・北条時頼公の750年諱に正当し、明年には開山・蘭渓道隆禅師の生誕800年を迎える。今号では、日本禅の発祥地と言われる鎌倉の大本山・建長寺に焦点を当て、特集を組ませていただきました。

特集-大本山建長寺 開基・北条時頼公七百五十年諱記念

 

・共著 『栄西禅師と臨済禅』

平凡社、2014年
別冊太陽 日本のこころシリーズ
発行日2012 年1月31日
出版年月:2014/02
ISBN 9784582922158
雑誌コード 6595870
A4変 168ページ

http://www.heibonsha.co.jp/book/b165241.html

鎌倉時代に中国に渡海し、日本で最初に禅宗をもたらした僧・栄西。禅師800年大遠諱を迎え、その生涯と事績、没後に確立した多岐にわたる臨済禅の全貌を紹介する格好の入門書。

『日本の古寺・仏像』第29号「円覚寺」

 

□共著 季刊『禅文化』232号 特集-栄西禅師と建仁寺

公益財団法人 禅文化研究所
2014年春号
発行日:2014/4/25
http://www.zenbunka.or.jp/pub_etc/pub/entry/_231.html

【特集-栄西禅師と建仁寺】

遷化されて800年の節目となる今年、禅師が開創された建仁寺では、「開山栄西禅師八百年大遠諱法要」が厳修されます。この機会に、日本臨済宗の開祖・栄西禅師その人と、禅師の遺された文化を改めてクローズアップしてみました。

季刊『禅文化』232号

 

・共編 『蘭渓道隆禅師全集』第一巻『蘭渓和尚語録』

思文閣出版、2014年
B5判 662頁
発行日:2014年10月05日
ISBN 978-4-7842-1777-9
http://www.shibunkaku.co.jp/shuppan/shosai.php?
code=9784784217779

鎌倉中期の渡来僧・蘭渓道隆(1213年~1278年)は、鎌倉禅宗の基礎を築いた高僧で、大覚派の祖・建長寺の開山である。その語録の原文影印と翻刻に、訓註・補注・解題を付して全貌を明かす。鎌倉期に刊行された建長寺所蔵の覆宋五山版『蘭渓和尚語録』を底本とし、影印とその翻刻を載せ、これに文政本『大覚禅師語録』と大正新脩大蔵経本『大覚禅師語録』の当該箇所より文字の対校をなした。また、原文の書き下しをし、その下段に語釈を註し、出典や説明などが必要な項目に関しては補注を別に載せ、解題を付した。

『蘭渓和尚語録』

 

・共著 『東アジアのなかの建長寺』

勉誠出版、2014年
発行日:201411月18日
ISBN 978-4-585-22101-2
A5判・上製 512 頁
キーワード、中世, 交流史, 仏教, 日本史, 鎌倉

http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100397

渡来僧蘭渓道隆を開山とし、日中の僧が集う宋朝禅を伝える道場として、また、北条得宗家による宗教政策の中枢としてあり、その後の幕府と禅僧の関係の基盤を築いた建長寺。ヒト・モノ・文化の結節点としてあった「場」に着目することで、日本と東アジアを結ぶ「禅」という紐帯の歴史的意義を明らかにする。

『東アジアのなかの建長寺』

 

・共著 季刊『禅文化』242号:永源寺開山・寂室元光

禅文化研究所、2016年
発行日:2016 年10月

http://www.zenbunka.or.jp/pub_etc/pub/entry/_241_1.html

[出版社からの紹介文]鎌倉から南北朝時代にかけて日本に禅が興隆するなか、世俗から離れて、近江の山間、風光明媚な高野の地に永源寺を開創した寂室元光禅師。師事した中峰明本の隠遁的な禅の影響を受けたにも拘わらず、その門には二千人もの参学者が集ったと言われる。今秋、大本山永源寺にて寂室禅師の650年遠諱が勤修されるのを記念し、永源寺開祖・寂室禅師に注目して特集を組んだ。

『禅文化』242号

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