寺院紹介


お寺の歴史

石雲山龍音寺は、明徳元年(1390)、覚翁とい う旅の僧が当地を通りかかり、山の麓に白い苔 の生えた巨大な霊石を見つけ、ここに庵を開き、 石雲庵と名ずけたのが始まりと伝えられており ます。後に、伊豆河津の浜辺に流れついた観世 音菩薩尊(等身大檜一本彫・平安時代作)をお 迎えしました。 無住の時代もありましたが、永正7 年(1510) に、曹洞宗の僧侶である越渓麟易(真興正続禅師、?- 1514)が、石雲山龍音寺として 再建され、曹洞宗のお寺として栄えてきた歴史のある由緒正しきお寺です。

本堂
本堂
 

山門

寺院の入り口のことで、三門とも書きます。 古くは「玄関」とも呼ばれていましたが、そ の名残として、今でも皆様のご自宅の入り口 のことを「玄関」と呼んでいます。曹洞宗改 宗500 年記念として再建いたしました。龍音寺 の山門は、珍しい唐門風の造りになります。

山門
山門

石雲

石雲と名付けられ、白い苔の生えた霊石は現 在も境内にあり、本当に白い雲の様に、白い 苔がびっしりと生えています。幾たびにも及 ぶ土砂崩れによって、その大部分は地中の中 ではありますが(それでもかなりの大きさで す)、白い苔の生えた霊石は石雲と名付ける に相応しく、雄大に境内にたたずんでおりま す。この巨石は、何千年もこの地を護持して きたました。因んで山号を石雲山と言います。

石雲
石雲

夫婦槙

樹齢六百年の槇の木で、山門入ってすぐに目の前に見えます。 根の部分は繋がっていて、互いを支えあっているようであり、 季節になるとたくさんの実を結ぶことから、「夫婦槙」と呼ばれ ています。

お寺がこの地に開かれた頃から存在し、この地を 守ってきました。晴れた日には木の間からも富士山を見ること が出来ます。

夫婦槙
夫婦槙

慈母観音さま

山門を入ってすぐ左にたたずんでおります。

慈母観音さま は、お母さんが我が子に対するがごとく、どこまでも深く 大きい慈愛の心を表わした観音さまです。

手前にある手洗 い鉢でお水を頂いて、「わらべ」にお水をたむけてお参り 頂きます。

慈母観音さま
慈母観音さま

やすらぎ地蔵さま

山門を入ってすぐ右にたたずんでいおります。 お寺の中で、「ほっ」と、やすらげるように、2010 年に安座し、開眼いたしました。

お寺にお参 りした際には、手を合わせて、お参り下さい。 お地蔵さんが、手を合わせてにっこりと微笑 みかえしてくれます。あるいは、小さなお子 さんと一緒に頭をなでて、お勉強ができるよ うにお願いしてみてください。

やすらぎ地蔵さま
やすらぎ地蔵さま

ほほえみ六地蔵さま

山門を入ってすぐ右、「やすらぎ地蔵さま」のとなりのにたたずんでおります。

自然と笑顔になってほほえんで頂けるように、2014 年に安座し開眼いたしました。

お寺にお参りした際には、手を合わせてお参り下さい。

六体のお地蔵さまが、それぞれかわいらしく「ほほえみ」かえしてくださいます。

お地蔵さまは、弱い人から優先して守る仏さまとして知られ、古来より子供や地域の守り仏としてお参りされてきました。どうぞ、みなさまでお参りいただきたくおもいます。

きっと、お地蔵さまが、やすらぎとほほえみを与えてくださいます。

ほほえみ六地蔵さま
ほほえみ六地蔵さま

聖観音さま(永代供養塔)

永代供養塔に鎮座しております。お寺の境内 を一望するように、そしてお顔は霊峰富士を まっすぐに見つめ、龍音寺を護持しておりま す。観自在の名がしめすように、普く方向に 慈愛の目を向けております。

聖観音さま
聖観音さま(永代供養塔)

 

この他、本堂には、龍音寺観音菩薩(市指定文化財)、龍音寺観音菩薩切画二軸がまつ られおり、客殿内には石雲山龍音寺というお寺の名前からイメージされた、九尺×十尺の 大きな岩上観音画がまつられております。


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